眠い 2002-12-09 04:12:29

結局ブラックモアズナイトのライヴ盤を購入。ヴォーカルの棒歌いが気になるなどと言っていたが買ってみてもうそんなのは吹き飛ばされた。試聴機で聴くと少々弱々しく感じられた御大のギターも非常に美しい。
最初から最後まで美しいとしかいいようのない楽曲が続く。
よほど試聴機の音が悪かったのか、あるいは僕がキャンディスは最初から棒歌いしかできないと決め付けていたのか、試聴した時点では聴いてて邪魔なものにしか感じられなかった歌声も、(もちろんそんな事ができる立場にいない事は承知の上だが)評価をするに際してある意味「フェア」な環境で聴けば全くそのような事はなく、むしろこれらの楽曲にマッチしているといえる。

タイトル"Past Times With Good Company"からもわかるように非常に客の反応もよいように思える。単にリッチーのファンというだけで来ている人もいるだろうが、客の多くはそれだけではなく彼らの音楽を気に入っているように思える。楽しげな雰囲気が伝わってくるアルバムである。巨大なアリーナで大音量で演奏するのではなく、オーディエンスという感じではなくミュージシャンと客の距離が近い気がした。さすがにコンサートなのでカンパニーとまでは行かないが。

ちなみにディープ・パープルとレインボーの曲を一曲ずつやっているがどちらもロックバンド的な演奏をするのではなく、あくまでブラックモアズナイト流の解釈でやっていると思う。何かライナーの引用みたいな文章になってしまったがまさにその通りなのだからしょうがない。

唯一の不満点はリッチーのギターの音量が小さい事か。音楽の特性としてリッチーのギターが前面に出て弾きまくるというわけではないし、おそらく本人もそのような事は望んでいないと思うのだが、しかしリッチーが一人でギターを弾くインストゥルメンタルでも曲の時間の半分以上でグラフィックイコライザーのあの棒グラフがゼロのまんまとゆうのはいかなるものか。あと、「まんま」と打ったら「飯」と変換されてびっくりした。


こないだも書いたが今月のBURRN!にはブラックモアズナイトのインタビューが載っている。偶然かどうかはしらないが今月号から始まった「Before I Forget」というコーナーではディープ・パープルの"Machine Head"が取り上げられている。非常に面白いので興味があれば読んでいただきたい。
やっぱこのサイトのリッチーのコーナーの"Machine Head"評は初心者向けではないのか。
初心者向け、とゆう文章を書くようになる頃には初心者としての気持ちを失っているという事である。
失わない人もいるのだろう。素直にすごいと思う。

<一つ新しい 一つ古い>