電車に乗っているのだが、向かいのオッサンが人差し指で鼻をほじってその指を親指とこすり合わせている。
オッサンの手には薄いハナクソの膜ができているに違いない。
その手で持った切符にも薄いハナクソ。その切符が通った自動改札機にもさらに薄いハナクソ、
そしてそのハナクソを通った定期券、そしてそれを持った手にもごく微量のハナクソが付着しているわけだ。
こうして樹形図的に世界に広がるハナクソ。
いま、オッサンは世界を手に入れた。
世界征服を目論む悪の総帥に教えてやりたい。ハナクソをほじれば世界は手に入る。
青い鳥は自分の家にいた、みたいな感じで。