うどんにはいったかき揚げを食べたら、ガリッという感触が歯に当たった。
何か硬いものが混入していたのかと思い、奥歯で確かめようとしたが、何も歯には当たらない。一体何だったのだろうか。
「何だったのだろうか」などと言いつつも、答えはわかっている。妖怪だ。歯にガリッと当たってはすぐいなくなる妖怪に違いない。
妖怪「異物混入」だ。名前が現代風なのは、最近の妖怪だからである。僕がもし鬼太郎なら、これからうどんを食べるというのに髪の毛を針のようにしてうどんに撒き散らしていたところである。
鬼太郎じゃなくてよかった。歯はガリッてなったけど、髪の毛だらけのうどんを食べるよりはましだ。