

プレール。高級マンションっぽい感じだが何とも脱力感あふれる名前である。
原因はわかっている。そう、「プ」だ。

むやみやたらと高級っぽい名前をつければいいとでも思っているのか。意味を調べる気すら起きない。
そしてフローレンスとパレスがどちらも「ス」で終わっているところが妙に恥ずかしい。自分の住所で韻を踏まされる悲しさ。

ローマ字表記の下にカタカナで名前を書いてくれるのは親切だが妙なこだわりを感じる。「ェ」とか「ァ」に。これ住所に書かないといけないのか。
どうせなら知らないふりをして「フロリデッザ」とでも書きたかったのに。釘を刺された。

ここに住んでる人たちは「フロンティアスピリット」とかそういう単語が出てくる度に何ともいえない気分になるはずだ。
このマンション内でコミュニティができてたら面白いけどな。回覧板まわすような。自警団とか組んで近所の見回りとかしたり。
「フロンティアスピリッツを見せてやろうぜ!」とか言うのかもしれない。大和魂みたいなもんか。体育祭かよ。まあないだろうけど。

何て読むのだ。ナーハイムか、エヌエーエイチハイムか。ここでは前者を採用させて頂いた。採用て。何様だ、僕。

ニュー東京ホームズ。いきなり大きく出た。全然東京を代表するようなところに建ってない。住宅街のど真ん中である。
だからこそか。新しい東京はここからってか。東京のあり方に一石を投じるマンション。ホテルっぽかったけど。
住所に書くと東京都渋谷区○○ ニュー東京ホームズ。何か戻ってる。ニュー地球ホームズでも意味は同じ。

ラークと言えば煙草である。ラークの丘。何カートン買ったんだ。
とそんなわけのわからない言葉もマンションの名前となると違和感ない。不思議だ。

ラフィーネ。ふりがなはどこにもなかったがラファインではないだろう。ここはフランスっぽくラフィーネと読んであげるのがベストである。
もはやこれは無言の強要。これをラフィーネと読めない奴は住む資格がない。現代の踏み絵。

ラプレ。何だかシュールである。カーサに続いて、カタカナをランダムに3つ選び出して並べたんじゃないのか。
と思ったけど横のローマ字はラとプレで別れてた。何か意味あるらしいよ。どうでもいいけど。

ラミアール。松涛には不思議な力があるとしか思えない。こんなワケのわからない言葉も、気品あふれるマダムの空気である。
マダムは集合住宅には住まない。