2007年の日記

クラシックは上品な音楽で、ロックは粗野な音楽だという感じの偏見を持つ人(高齢者に多い)をたまに見るが、昔の作曲家の肖像画を見ると、だいたいみんなロン毛のおっさんだ。

しかも昔はカツラだったらしい。ロン毛でカツラ。どうみてもクラシックの方が甚だしい。
あと、衣装もビジュアル系みたいな服だ。今でいうとアルフィーの人みたいなもんだろう。

たぶん、中世ヨーロッパにおけるキンキキッズみたいな人たちの番組にも出ていたに違いない。
「中世ヨーロッパにおけるキンキキッズみたいな人たち」が誰なのかは、知らん。

学食で昼食を2時ごろにとったのだが、6時ごろに再び行ってみると、昼に食堂にいた人がまた飯食ってた。
2時と6時。4時間に一回飯食ってんじゃねえ。1日6回だ。力士か。

力士になるというのなら、許す。

船の底に藻とかフジツボがつくと、船の燃費が悪くなったりエンジンが故障したりするらしい。
飛行機とか大丈夫なんだろうか。
飛行機にフジツボがついた場合も、たぶん燃費が悪くなったりエンジンが故障したりすると思う。

でもそういう話は聞いたことがない。航空会社の人はすごくがんばっているのだろう。
フジツボの防ぎ方を、船の人に教えてあげたらどうか。

人類がサルから進化するときにどんなふうになったかを描いた漫画を読んだ。
そこには「尻尾がなくてより人類に近いサル」の絵が出てきたのだが、尻尾のないサルって、全身タイツみたいだ。

全身タイツを脱ぎかけのサルの化石が発見されればいいのに。
もしそうなったら、背中のファスナーのメーカーはYKKだろうと予言しておく。

僕の現在のメインの交通手段はバイクなのだが、やはり事故は怖い。
細い路地を走っているときなどは、子供が飛び出してこないかといつもビクビクしている。

でもやはり一番怖いのはおばあちゃんを追い越すときだ。
おばあちゃんが突然ものすごい速さで僕の前に飛び出してきたら、よける自信がない。

四国に行ってきた。写真パネルを展示してあるところがあって、おそらく地元の人が撮影したのだと思われる、春の野焼きの模様の写真に「春の風」みたいな感じ(正確なのは忘れた)のタイトルがつけられていた。

でもどう見ても、風流なものというより、ハリウッド的な燃え方なのだ。
よく田舎の人や、あるいは田舎に行ってきた人が、「都会にはない風流があっていい」みたいなこというけど、実は風流ってハリウッド的な事なのか。
沖縄とか行くとすごいかもしれない。毎日テロリストがビルを占拠して銃撃戦を行い、ビルは爆発する。
最後に悪者のボスが自分の占拠したビルから落ちて死ぬのだ。

カレーをスパゲティにかけるのは結構うまい。レトルトカレーとスパゲティで飢えをしのいだことは数知れない。
しかし逆に、レトルトのミートソースをご飯にかけると死ぬほどまずいのだ。

うまさでいうと、釣りで使う冷凍のオキアミと同じくらいである。

いや、実際にはオキアミのほうがうまいのだが、海辺で釣りをしながら食べるウキウキ感を考慮して減点したら、同じくらいになった。

3週間くらい前に、指を怪我して入院した。一泊。
で、寝かされたベッドがパラマウントベッドなのだ。23歳にしてパラマウントベッド。屈辱的。

誰も「パラマ、うんと元気になってね」とは言ってくれなかった。僕がおばあちゃんじゃないからだ。
おばあちゃんになるには、年をとった上にちんこ切らないといけない。だいぶ無理だ。

パジャマのズボンのゴムが伸びきってしまい、話にならない。
しょうがなく、上半身はパジャマ、下はトランクス一枚という格好で寝たりする。

上はえり付きのシャツ、下はトランクス一枚だと、ブラジリアン柔術みたいだ。
と思って検索してみたけど、ブラジリアン柔術の人ってみんなズボンはいてた。

スキーとかスケートにいくと、おじいちゃんがやたら上手いという話になった。
スキー場の山の上の方ってだいたい激しい上級者コースになっているが、なぜかそういうところにはあんまりおじいちゃんはいない。上手いおじいちゃんはたくさんいるが、大体がふもとの方のゆるいコースだ。

もしかして上の方に行ったおじいちゃんは、標高が上がってシワシワじゃなくなってるんじゃないだろうか。
高山でポテトチップの袋がパンパンになるみたいに。

だから上級者コースにはおじいちゃんがいないのだと思う。高山に行ったおじいちゃんはムキムキになっているから、おじいちゃんに見えないのである。